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ワンオペ育児は勘弁!パパの本音と先輩ママの実体験から学ぶ脱出法

ワンオペ育児

ワンオペ育児

自分の時間はおろか、ゆっくりお風呂に入る時間も、息つく暇もないという子育て中のママは一体どれくらいいるのでしょうか?
朝ごはんの準備をしながら自分の支度を済ませ、子どもを起こして着替えさせ、朝ごはんを食べさせて…。育児に家事に、さらに仕事までしているとなると、朝起きて寝るまでずっとフル稼働というママも多いかもしれません。それは想像を絶するハードなものですよね。

今回は、ワンオペ育児の現状や背景、実際に企業で働くワーママ、ワーパパの方々に夫や妻には言えない本音をこっそり聞きました。
お話を伺ってみると、男性(パパ)と女性(ママ)ではそもそもの感覚や考え方が違っているのかも?!という印象を受けました。
なかなかママ友には聞きにくい…などの踏み込みづらい質問にも答えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.そもそも「ワンオペ育児」って?

ここ数年でよく聞くようになった「ワンオペ育児」は、元々は育児に限った用語ではありません。
そもそもの語源は「ワンオペレーション」と言い、アルバイトなどのシフトが一人だけで組まれる状態、つまり“一人ですべての業務をこなさなければいけない状態”を指します。「ブラック」「破綻寸前」のようなニュアンスを含み、某飲食チェーンや深夜のコンビニなどでの現状が話題となり、ネットなどを中心に一気に「ワンオペ」という言葉が普及しました。
そしてこれが、一人で育児や家事を担い、まさに“破綻寸前”である多くのママたちの現状と似ていることから共感を呼び、「ワンオペ育児」という言い方が広まりました。

2.「ワンオペ育児」の背景とは

ワンオペ育児の原因とは

「ワンオペ育児」=「ママが一人で育児(に加え家事も含む)全てを担う」イメージですが、ただ単に父親としての自覚が足りない、当事者意識がなく育児に参加しないというだけの問題ではありません。実際に「ワンオペ育児」を一言で表すとすればそういう言い方になるのかもしれませんが、ワンオペ育児の現状とその背景にはさまざまなことが関連しているのです。

〈例えば〉
●長時間労働
よく「日本人は働き過ぎ」などと言われますが、現に日本人の労働時間は長時間であることを示すデータも発表されています。例えば22時まで仕事をして23時に家に着くと仮定した場合、幼い子どもはとっくに寝ている時間ですよね。それが毎日の生活であれば、育児はもちろん、家事すら到底できるとは思えません。

●核家族(夫婦とその子ども)世帯の増加
ちびまる子ちゃん一家のように祖父母と三世帯で暮らす家庭が多かった時代は、母親だけが一人で育児も家事も背負うというより、“みんなで子どもを育てる”という感覚が当たり前だったのでしょう。

●ひとり親世帯(母子家庭、父子家庭)の増加
結婚・離婚に対する考え方が多様化する現代では、数十年前(自分が子どもの頃)に比べて、ひとり親世帯も珍しくなくなってきました。ひとり親世帯の場合は役割分担をする相手がいないため、必然的に育児、家事、仕事全てを一人で背負うことになってしまいます。

3.世の中のパパたち、どれくらい家事してる?

「私はあなたの家政婦じゃない!!!」そんなシーンをドラマなどで見た記憶はありませんか?世の中の男性(ここでは子どもと暮らす父親を指す)は、果たしてどれくらい家事をしているのでしょうか?
総務省が5年ごとに実施している「社会生活基本調査」で公表されている最新データによると、男性と女性の家事関連時間(週全体/子ども10歳以上)は以下のとおりでした。

【男性42分】
【女性3時間35分(215分)】

男性の家事関連時間は女性の2割以下ということになります。この数字を見て、あなたはどう思いましたか?あなたのご主人は平均を上回っていましたか?

4.ワーパパに聞いた!「あなたは育メン?」への気になる返答

イクメン

今回、1歳~小学校低学年の子どもがいるパパ達3人にインタビューを行ったところ、人によって認識の差に大きな開きが…!

●「多分(育メンだと思う)」
そう答えたのは3人中2人でした。さらに家事・育児の分担の割合はどれくらいかを聞いてみると、1歳児パパMさんは2割、小学生パパSさんからは5割という返答が!これは結構差がありますよね。ですがどちらも「多分」としか言わない様子から察するに、自信を持って「俺は育メンだ!」と言えるわけではなさそうです。

●「育メンではない」
そう答えた2歳児パパKさんの家事・育児の分担の割合は、4~4.5割とのことでした。半分近く家事・育児を担当してもなお、育メンではないと考えるパパのこの回答には、ママたちから拍手が起こりそうですね。

ちなみに、パパが担当していることには以下があげられました。
やはり買い出しやお料理以外の後片付けや掃除などをパパが担当する、主に平日はママがやってくれている分、土日など休みの日はパパが担当する、という家庭が多いようですね。

・ゴミ出し
・朝、子どもを学校まで送る
・食器洗い
・お風呂掃除
・トイレ掃除
・洗濯干す、たたむ
・土日は洗濯・洗い物・掃除機かけるなど全般

5.他の家庭と比べると…愕然?それともまだマシ?

ワ―ママの家事分担

続いて、働くママたちの意見はどうなのでしょうか?現在フルタイムや時短勤務で仕事をしているワーママ4人に聞いてみました。
トークテーマは、『ご主人との家事・育児の分担は、ズバリ何対何?それについてどう感じている?』

家事は半々、育児は私が9割ですね。
家事に関しては、主人の方が長けているので、ありがたいと思っています。
育児はかなり私の割合が大きいですが、どうしても子どもはママが大好きなので、仕方ない部分はあるかなと…。(3歳児ママ)

家事も育児も私一人で全てやっているので、悲しいことに10対0ですね…。かなり不公平ですが、何というか、もうあきらめました。(2歳児ママ)

育児は子どもが小さいということもあって私が7割くらいですが、家事に関しては夫が6割くらいやってくれています。今2人目を妊娠中なので家事を頑張ってやってくれるのは助かっていますが、悪阻とかきつい時も多いので、正直もっとやってもらえたらなぁと思っています。男性も、妻と同時に産休や育休を取れるようになってほしいですね。(1歳児ママ)

うちは3対7で主人の方が多いですね。私は外でフルタイム勤務しており残業もあったりするので、平日は家で仕事をしている主人が、週末は私が、というような分け方です。
子どもはやっぱりママじゃないと、という場面も多々感じるので、子どもたちには申し訳なく思います…。(小学生ママ)

いかがでしょうか?
ご家庭によって、また、ご夫婦の働き方によってもさまざまですね。ご主人の方が家事をやっている家庭もあれば、家事も育児も全てママに任せっきり、という悲しい現実もありました。
ほんの少しのことでも、自ら参加しようとする姿勢が欲しいものですね。

6.ワーママが実践している、夫を育児の当事者に仕立て上げる方法

夫を育児の当事者に育てる方法

「こんなことわざわざ言わなくても、普通に考えればわかるよね」「常識的に考えたらわかるでしょ」と、旦那さんにイラついてしまうことって結構ありませんか?
例え血のつながっている親子でも、伝えなければわからないことも多いものです。夫婦ならなおさらかもしれません。家族といっても考え方も価値観も違うので、思ったことはきちんと伝えることが大切です。
ワーママの皆さんが、ご主人に家事・育児の「当事者」だと意識させるため、やる気を起こさせるためにどんなことをしているのか、参考にチェックしてみましょう。

●私自身は家事が苦手(下手)なので、下手であることをアピールしています。具体的には、「ここまでは頑張れるけど、それ以上を望む場合は自分でやるように」と伝えています。(3歳児ママ)

●育児は、子どもの成長にあわせて、父親と母親としての役割を事前に話し合って決めています。子どもが小さい今は、厳しく叱る担当は父親、丁寧に教える担当は母親、みたいな感じです。(3歳児ママ)

●時短勤務なので主人より多少勤務時間は短いものの、共働きである以上「対等」だと思ってもらう。主人よりももっと家事・育児を積極的にしている旦那さんの話しをすると反省してくれます。(1歳児ママ)

●たまに褒めてみる。褒められて嫌な気はしないですしね。男の人は気が付かないだけで案外言ったらやってくれるので、何度も言うようにしています。(小学生ママ)

まとめ

いかがでしたか?
褒めるとか以前に「当たり前」という認識で役割分担するべき!それが理想では?と言いたいところですが、そこはママが少し大人になって上手くコントロールしちゃった方がよさそうですね。

実際、「家事をやっても妻からダメ出しされるとイラっとする」「子育てへの価値観の違いで怒られてイラっとした」というパパたちの意見も…。
逆に、「子どもが急に熱を出した時、仕事の都合をつけて保育園にお迎えに行った時は感謝された」「お皿洗いや洗濯物をたたむのがきれいにできた時に褒められた」など、パパたちは“ありがとう”の言葉も案外きちんと覚えていました。お互いが気持ちよく分担するためには“褒める”ことは必要不可欠と言えるでしょう。

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